満を持してのファースト・フル・アルバム。耳馴染みのいいギター・リフを活かしたダンス・ロックというこれまでのトレードマークはもちろんのこと、ソリッドな8ビートが轟くタイトル曲、ソウル・テイストの温かいキーボードや切ない歌唱が大人っぽさを醸し出す“15分”、蓄積されたドス黒い感情をダーティーに歪んだサウンドで表現した“悲縛り”などが新鮮に響く。キュートなばかりじゃない〈多感な少女期〉の記録。