INTERVIEW

WHY@DOLL『Sweet Vinegar』 甘酸っぱさと大人っぽさで二通りの失恋を表現したニュー・シングル!!

【ZOKKON -candy floss pop suite-】 第78回 Pt.3

WHY@DOLL『Sweet Vinegar』 甘酸っぱさと大人っぽさで二通りの失恋を表現したニュー・シングル!!

新たな表現を掴んだ失恋づくしのニュー・シングル!!

 魅力的な楽曲によって磨かれていくパフォーマンス・スキルとキャラクター、そして艶を増していく表情や立ち居振る舞い──アイドルという視点で見ても、女性という視点で見ても、いわゆる〈成長ストーリーを追いかけていく醍醐味〉を味わいたいのなら、WHY@DOLLという2人組は絶対に体験しておくべきだと断言したい(もちろん、いまから追いかけはじめても、OKよ)!──5か月ぶりのニュー・シングル“Sweet Vinegar”を聴きつつ2人の真新しいヴィジュアルを眺めていると、そんな熱っぽいことも思わず言いたくなっちゃうんですよね!

WHY@DOLL Sweet Vinegar T-Palette(2018)

浦谷はるな「(いつになく切ないジャケットでの表情を突っ込まれて)切ない顔って普段なかなかしないので、〈最近実家に帰ってないなあ〉とか切ないことを考えながら表情を作ったんですけど(笑)、どうしても最初はカメラを睨んでるような感じになってしまって(笑)」

青木千春「はーちゃんは前髪パッツンにして、私もおでこ全開で、いつもとちょっと違う感じだし、今回のシングルはいつもとちょっと違うよ、みたいな雰囲気を出せてるかなあって思います」

 その、いつもと違うという表題曲“Sweet Vinegar”は、初の手合わせとなるAwesome City Clubのatagiが作詞/作曲、同バンドのモリシーと共に編曲を手掛けたナンバー。普段から彼らが聴かせている、都会的でファンキー・メロウな世界観を映し出しながら、チャーミングで爽やかな、タイトル通り〈甘酸っぱい〉失恋ソングに仕立てられている。

千春「曲をいただく前から今回は失恋ソングって聞いていたので、ちょっと重たい感じの曲が来るのかなって思ってたんですけど、切ない感じもありつつ、Awesomeさんらしい爽やかな曲で。アジアン・テイストっぽいメロディーもおもしろいし、失恋ソングってあまり歌ってこなかったので、新しいWHY@DOLLの表現に繋がったなって思います」

はるな「Awesome City Clubさんは大好きでよく聴いていたんですけど、こうくるんだ!って、意外な感じもしました。アイドルに曲を提供するっていうことで、バンドのときよりもドキャッチーな路線で書かれるのかなと思ったら、聴き応えのある曲を書いてくださって。何度も聴きたくなる曲ですね、これは」

千春「うん、もう一回聴きたい!ってなるよね。何度も聴いていくうちにまた味わいが増していって……そう、スルメ曲っていうやつ!」

 カップリングに収められた“Don't Ask Me Why”は初めて2人で振付けを担当したという曲で、こちらも失恋ソングに。作家陣はWHY@DOLLですっかりお馴染み、吉田哲人とユメトコスメの長谷泰宏で、80年代ネオアコを漂わせるギター・サウンドとEDMを掛け合わせたポップなナンバー。そこに乗るいつになく大人っぽいリリックは、近作で恒例となっている千春&はるなの共作で。

千春「“Sweet Vinegar”は、〈失恋したことも想い出になる〉みたいな、いじらしい女の子の歌なんですけど、“Don't Ask Me Why”はものすごく強気な女の子の失恋ソングなんです」

はるな「フラレたというより、フッた女の子の歌ですね。マドンナの“Material Girl”みたいに〈愛情は物とかお金で示してほしい〉みたいな、そういう感じの女の子が恋人と別れた曲。〈降り出した 紫陽花色の雨〉っていう言葉を使っているのは、紫陽花には〈移り気〉とか〈冷淡〉とかっていう花言葉があるからなんです」

 WHY@DOLL史上初、失恋ソングだけで構成されたニュー・シングルを携えて、この夏もあちこちのステージで元気な姿を見せてくれそうな2人。そんなワクワクに期待して、さて、PLAYボタンをもう一回!っと……〈ふいに 訪れたI Love You♪〉。