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テーマは〈架空の神戸市〉。Local VisionsがTsudio Studioの『Port Island』をリリース

捨てアカウントが主宰するレーベル、Local VisionsがTsudio Studioの『Port Island』を7月16日、海の日にリリースした。

カセットテープが即完売したコンピレーション・アルバム『メガドライブ』AOTQの『e​-​muzak』に続くレーベル第3弾リリースとなる本作は、神戸市在住のミュージシャンであるTsudio StudioによるファーストEPで、テーマは〈架空の神戸市〉。Bandcampページの説明によれば、

このアルバムの舞台は神戸ですが
架空の神戸です 
不況も震災も悲惨な事件なんて無かった 
都合の良いお洒落と恋の架空の都市

とのこと。そこはユートピアか、はたまたディストピアか……。また、各楽曲タイトルは実在する神戸市内の地名や施設名にちなんでいる。

そんな現実と空想とが入り混じった、ナイス・ライト・メロウなポップ作品『Port Island』。Lampの『彼女の時計』のレヴューで〈シティ・ポップとは架空の都市を空想する音楽だ〉と書いたが、その意味で『Port Island』はまさしくシティ・ポップ。現代的な意匠のエレクトロニック・ミュージックとシティ・ポップとが溶け合った作風からは、(((さらうんど)))との共通点も見いだせる。なお、本作の印象的なアートワークは台湾のイラストレーター、最低ミスが手掛けている。

また、本作のリリースの報を受けてか、同じく神戸を活動拠点とするtofubeatsはこんなツイートを。

unmoとのユニットであるherや、2014年のデビュー作『Surf』が話題を呼んだバンド、KAZURAMOSでも活躍するTsudio Studioの今後の活動にも期待が高まる。

さらに、Local VisionsはCrystal Colaの『L8 NITE TV』を7月21日(土)にリリース予定とのこと。活発なリリースを続け、『メガドライブ』の売上金を現在も続く西日本の豪雨被害への支援金として寄付するなど、もはや〈新興レーベル〉とは言いがたい存在感を発揮しているLocal Visionsからますます目が離せない。

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