香川のファンク・バンド、ピクニック・ディスコの新作『GIRL e.p.』が入江陽のレーベルであるMARUTENN BOOKSからリリースされた。あわせて、入江をフィーチャーした表題曲“GIRL”のミュージック・ビデオも公開された。

『GIRL e.p.』収録曲“GIRL feat. 入江陽”
 

ピクニック・ディスコを率いるKotetsuはトラックメイカーとしても活動し、2017年には初のビート・テープ『MAVDISC』をリリース。tofubeatsによる企画〈HARD-OFF BEATS〉にも参加するなど、活躍の場を広げている。また、小鉄昇一郎名義で音楽ライターとしても筆を揮っており、「ミュージック・マガジン」や「Quick Japan」、「Resident Advisor」などに寄稿している(香川・高松の名物店、ノイズ喫茶iLについてのテキストは必読!)。……ちなみに、Mikikiではヒット記事SPANK HAPPYの新曲“夏の天才”評を執筆している。

そんなKotetsuがヴォーカルやビートメイクを担うピクニック・ディスコは、2010年に香川県にて結成。同地で活動するギタリストのDa Hiraと合流し、活動を本格化させた。本作『GIRL e.p.』は、2014年のミニ・アルバム『コミュニケーション』以来、バンドにとって4年ぶりとなる作品だ。

表題曲“GIRL”にはコーラスとラップでシンガー・ソングライターの入江陽が客演。〈デカいヒップにしか興味がないんだ/それは生きるコツとしてそうなんだ〉という歌い出しからして強烈な同曲は、〈ヤバいGIRLは品がある/品がある/GIRL〉というサビも中毒性抜群のメロウなファンク・チューン。ナウな3連符をユニークな形で昇華したKotetsuと入江のフロウにも要注目だ。MVの監督は、さとうもかの“Lukewarm”を手掛けたKotetsu本人が務める。

なお、『GIRL e.p.』からは“GIRL”と“消去”の2曲がApple MusicやSpotifyなどで配信中。MARUTENN BOOKSのサイトやピクニック・ディスコのライヴ会場では6曲入りのCD-Rとして販売される。

Kotetsuからは「ピクニック・ディスコが今夏自信を持って瀬戸内海の風にのせてお送りするメロウ・マシーン・ファンク!!!!! 品がある人もない人も、聴いてくださいね!!!!!!」とのコメントが寄せられている。デカいヒップに興味がある人もない人も必聴だ。