アヴィシャイ・コーエンと並びイスラエル出身2大ベーシストと称されるオメル・アヴィタル。前作でピアノのヨナタン・アヴィシャイ以外のメンバーを若手へと一新し、今作では更にそのヨナタンに替わり初リーダー作をリリースしたばかりの新鋭エデン・ラディンを迎えた。これにて新ユニット、オメル・アヴィタル・カンターとしての御目見得。東欧~中東的旋律使いは更に濃厚になっており、現在NYのイスラエル勢の中で最もイスラエリな表情を見せている。若手を従えた演奏はとにかくスピード感に溢れ、かつエモーショナル。それに刺激を受けたかのようにオメルもバリバリに弾きまくり、もう圧巻です。