メンバーが男女混成の7人編成へと大きく変わり、新たに立ち上げた自主レーベルから送り出すフル・アルバム。ソウルにアプローチした前作から一転、フォーキーなアンサンブルを軸にした優雅でたおやかなサウンドを紡いでいる。さまざまなアングルで描かれる夏の終わりのメランコリックな詩情が印象的で、特に静謐でいてドラマティックな展開を見せる“サウダージ”が素敵。淡く滲んだサイケな色調も美しい。