Kan Sanoが12月5日(水)にニュー・シングル“DT pt.2”をリリースした。
2016年のアルバム『k is s』のスマッシュ・ヒット、そしてKIRINJI、Chara、絢香、土岐麻子、RHYMESTER、UA、SING LIKE TALKING、SANABAGUN.、SKY-HI、iri、MGFら錚々たるアーティストとのコラボレーションで名を馳せたキーボーディスト/プロデューサーのKan Sano。そんな彼から届けられた新曲“DT pt.2”は、現在制作中だという待望のニュー・アルバムからの第一弾シングルだ。
コンテンポラリーなビート、無骨なシンセ・ベース、変調されたヴォイス・サンプル、さまざまな音色が飛び出す煌びやかなキーボード、そしてジャジーなピアノ……。隙間を活かしたサウンド・デザインが、かえってグルーヴを生んでいる。ロンドン・ジャズ・シーンのブルー・ラブ・ビーツなどとも共振するような、現在のジャズのフィーリングとエレクトロニック・ミュージックの感覚とを併せ持つ見事な一曲だ。
なお、リリースに合わせて、“DT pt.2”のライヴ映像が〈Spincoaster〉と〈MIRROR〉によるクリエイティヴ・プロジェクト〈TOKYO SOUNDS〉にて公開された。キーボードからドラムス、ベース、ギター、トランペットまでをも一人で操るKan Sanoの演奏を観ることができる(まるでFKJ&マセーゴのあの動画やルイス・コールのあの動画みたい?)。
映画やTVドラマの音楽も手掛ける一方、そのサウンドはトム・ミッシュやジャイルス・ピーターソンからも愛されるなど、まさにジャンルも国境も超えた存在のKan Sano。今後ますますボーダレスな活躍を見せてくれるに違いない。