〈BanG Dream!〉から生まれた3つのバンド、Poppin’Party/Roselia/RAISE A SUILENが、それぞれのシングルを同時リリース。これを記念して、タワーレコードではフリーマガジン〈TOWER PLUS+〉の臨時増刊号 〈別冊TOWER PLUS+〉を発行いたします! 中面に掲載された各バンドのフロントマンのインタヴューを、このページでも特別掲載いたします。


 

アニメやゲーム、そしてライヴなど様々なメディアミックスにより、2018年大ブレイクを果たした音楽プロジェクト、〈BanG Dream!(バンドリ!)〉。今年はPoppin’Party、Roseliaに続くあらたな実演バンド、RAISE A SUILENがデビューを果たした。3バンドがシングル同時発売のタイミングで、それぞれのフロントマン3人に話を聞いた。

――まずはPoppin’Party、Roseliaにとって今年はどんな年でしたか?

愛美「今年Poppin’Partyは夏に地方から海外までライヴ・イヴェントに出させていただいたしワンマンでも大きなライヴがあって、バンドとしてレヴェルアップできたかなと思いますね」

――たしかに今年は1月の〈ガルパライブ〉から膨大な数のライヴをこなしてきましたものね。

愛美「ライヴもそうですし、海外などいろんなところに行けたので、そういうところでもみんなとの絆は深まったかなと思います」

相羽あいな「Roseliaとしては楽しいこともあったけどちょっぴり悲しいこともあって、でもそれを乗り越えることで今のメンバーとの絆や、ファンの心強さというものを改めて気づけた一年でした」

――それによってバンドも大きく成長できた。

相羽「メンバー同士の絆もそうですけど、私たちの音もまた変わっていったかと思います。そうした感情が乗ることで歌も演奏もこんなに変わるのかということを、ライヴをやるなかで感じましたね」

――そして第3のリアルバンド、RAISE A SUILENがデビューを果たします。現在のお気持ちは?

Raychell「もともと〈ガルパライブ〉のPoppin’PartyやRoselia以外のバック・バンドをやってきたので、そこから自分たちが
表に立つのが信じられないですね。RAISE A SUILENという名前も、もともと裏方だった私たちが御簾をあげて表舞台に出るという素敵な意味合いのバンド名をいただいたのもあって、とてもうれしく思います」

――もともと〈バンドリ!〉に携わっていただけに、今回のデビューは感慨深いですよね。

Raychell「バック・バンドをやらせていただくなかで、ポピパさんやRoseliaさん、そしてバンドリーマー(ファンの呼称)さんたちのパワーや〈バンドリ!〉に対する愛を側で感じていたので、リアルバンドとして仲間に入れさせていただけることは素直にうれしいです」

――そうしたあらたなデビューを見て先輩たちのお気持ちは?

愛美「Raychellさんはもともとシンガーで活動されていたのでパフォーマンスの説得力がすごくて、とても刺激されました。Roseliaさんが登場した時もそうだったのですが、新たなバンドは自分たちを見つめ直すいい機会になっています。メンバーで話し合って、〈私たちの武器はこれだね〉って確認し合うんです」

相羽「Roseliaは高技術本格派バンドなので、〈本格派きちゃったよ!〉って(笑)。でもそれに焦るわけではなくて、愛美さんが言うように刺激ももらえるし、3グループそれぞれ音楽性も違うので、それがすごくいい関係性だし、ファンの皆さんもその違いを楽しんでもらえるんじゃないかなって」

愛美「バンドリは、これからも様々な音楽をお届けしていきます!」

RAISE A SUILEN 『R·I·O·T』 ブシロードミュージック(2018)

――今回3バンドによる3タイトル同時リリースとなりますが、また今回どれも素晴らしいですね! まずはRaychellさん率いるRAISE A SUILENのデビュー曲“R・I・O・T”についてお伺いします。

Raychell「EDMロック・サウンドという、バンドにDJがいるからこそできるサウンドですね。私たちは以前から個々で音楽をやっていたのでそこから滲み出る〈ワルさ〉と言いますか、そこに綺麗なキーボードとDJの遊びもあって出来た音かなと。また歌詞も私たちがこの先向かうステージそのものが描かれていて、レコーディングでもその表現を大切にしながら歌いました。〈バ
ンドリ!〉サウンドってどれもキャッチーで聴きやすいんですが、私たちも激しく、でもキャッチーさは忘れないように」

――続いてカップリングの“UNSTOPPABLE”。

Raychell「この曲ではサウンドによって自分の感情を引き出すというか、聴いた人たちが解放されていくような魅力があるかなと。この楽曲は歌も演奏も正直言うと難易度が高いんですけど、それぐらいのパワーがある楽曲だなと思いますね」

Roselia 『BRAVE JEWEL』 ブシロードミュージック(2018)

――続きましてはRoseliaの7枚目のシングル曲“BRAVE JEWEL”についてお伺いします。

相羽「強めな楽曲の多いRoseliaのなかでも比較的爽やかな、挫けそうになったときにグッとくる歌詞が印象的な応援ソング的な側面もあります。あと今回の楽曲はメンバーも歌っているんですが、今のRoseliaだから歌えるような歌詞で、それが突き刺さりましたね。Roseliaがセカンド・シーズンへ突入していくための一曲という気がします」

――カップリングの“Sanctuary”のパフォーマンスも素晴らしいですね。

相羽「Roseliaで“Re:birth day”という曲がありまして、それと同じように〈ガルパ〉のストーリーとリンクした曲になっています。だからこそRoseliaへの愛が詰まった一曲かなと。音に関してはヴォーカルも今まででいちばん高い音が入っているので、自分としても挑戦の曲ですね」

Poppin’Party 『キズナミュージック♪』 ブシロードミュージック(2018)

――最後はPoppin’Partyの12枚目のシングル曲“キズナミュージック♪”です。

愛美「これはもう〈絆〉推し(笑)。作詞を〈バンドリ!〉原案の中村 航先生が書いてくださっていて、だからこそポピパじゃないと完成しない曲が生まれるんです。この曲はその真骨頂。キャラクターに寄り添った歌い分けもされているし、ぜひ曲をじっくり聴いて来年のTVアニメ2期をご覧になっていただければと思います。今年はメンバーやファンとも絆を深めた一年だと思うし、それを噛み締めながら歌いました」

――続きましてカップリングの“Home Street”。

愛美「ポピパのベースの(牛込)りみちゃんが作った曲で、すごくかわいいんです! バンドのみんなが集まる商店街をテーマにした歌なんですけど、日常的な何気ないことにも幸せはあるよっていうあったかくなる、冬にぴったりな曲です!」

――来年はTVアニメ2期も控えていて、〈バンドリ!〉としてもさらなる飛躍が期待されますが、そんな2019年のみなさんの抱負を教えてください!

相羽「Roseliaとしてはファンのみなさんに助けて頂いた一年だったので、来年は感謝の気持ちを伝えにRoseliaのみんなといろんな所に行きたいです!」

Raychell「RAISE A SUILENとしてはまず私たちを知ってもらい、〈バンドリ!〉サウンドを信じてポピパさんRoseliaさんと一緒に〈バンドリ!〉を盛り上げていけたらなって思います」

愛美「今年は2019年に向けて戦いの準備は出来た!という年でした(笑)。このリリースを皮切りに〈バンドリ!〉を日本全国、全世界にさらに広げていく年にしたいなと。全バンド一緒に頑張っていろんな人に知ってもらって、コンテンツ自体の底上げをめざしたいと思います。ゆくゆくは全バンドで合同ライヴをやりたいです!」

 


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