COLUMN

【特集:OPUS OF THE YEAR 2018】bounce編集部スタッフの選ぶ2018年の〈+10枚〉

OPUS OF THE YEAR 2018
[特集]2018年の100枚+
例年通りor例年以上に素敵な音楽が多方面から届いた2018年——そんな充実の年を象徴するグッドなアルバム作品を、順位ナシの100枚で振り返ってみましょう!

★bounceの選ぶ2018年の100枚・前編
★bounceの選ぶ2018年の100枚・後編
★ライター陣の選ぶ2018年の〈+1枚〉

 


ANY LAST WERDZ
スタッフの選ぶ2018年の〈+10枚〉

◆土田真弓
いつも通りでなんかすいません!……な2018年

101. CRAIG DAVID The Time Is Now Speakerbox/Insanity/Sony UK
102. CHROME SPARKS Chrome Sparks Counter
103. SCB Caibu Hotflush
104. GUI BORATTO Pentagram Kompakt
105. ROSS FROM FRIENDS Family Portrait Brainfeeder
106. LONE Ambivert Tools Ine - Four R&S/!K7
107. NACHTBRAKER When You Find A Stranger In The Alps Quartet Series
108. LAWRENCE Illusion Dial
109. QUEEN Bohemian Rhapsody Virgin EMI
110. 村井研次郎 UNDERMINED バップ

 ナンバリングは掲載号順。新譜に限定すると家聴きは例年通りで、テクノ/ハウスがほとんどでした。そんななかでクレイグ・デヴィッドがやたら浮いてますが、先行曲の“Heartline”が妙に好みで、その延長でこのアルバムを2年前のブルーノ・マーズ級の頻度で聴いていた記憶があります。

 で、冒頭で〈新譜〉と書いたんですが、〈旧譜〉では珍しくマイブームが巻き起こっていて、猛烈に聴いていたのはクイーン関連。秋に公開された映画「ボヘミアン・ラプソディ」の予告編はずいぶん前から映画館で流れていたのですが、少しずつ新たなシーンが公開されるたびにワクワクしながら女王熱を再燃させてました。ちなみにクイーンの子供たちにも偏愛アクトが多く、特にダークネスやミーカ、ビッケブランカ、ジェリーフィッシュあたりは本家と併せて2018年のへヴィー・ローテーション組。何度耳にしてもいい意味での過剰さに昂揚します。その〈過剰さ〉繋がりで、最近は村井研次郎の取材を機に聴き返した80sのプログレ群に興味が移行中。そこからさらに、プログレ経由のゲーム音楽も掘ってみたいと思っている2018年の終わり……沼にはまらないよう気を付けたいです。

 

◆山西絵美
過去の自分に自慢したい感動的な音楽体験の連続だった2018年

101. BERES HAMMOND Never Ending VP
102. LENNY KRAVITZ Raise Vibration Roxie/BMG Rights
103. フラワーカンパニーズ フォークの爆発第1集 ~29~ チキン・スキン
104. GANG PARADE GANG PARADE oneman live at Zepp Tokyo T-Palette
105. NICKI MINAJ Queen Young Money/Cash Money/Republic
106. VARIOUS ARTISTS King Jammy Presents Dennis Brown Tracks Of Life VP
107. CHRISTINA AGUILERA Liberation RCA
108. HOLLIE COOK Vessel Of Love Merge
109. SANDII HULA DUB Pヴァイン
110. EAST MAN Red, White & Zero Planet Mu

 昔からわりと好んで聴いてきたベレス、レニー、フラカンがそれぞれイイ具合に老成した歌を聴かせてくれ、彼らの作品をチェックし続け、一緒に歳を重ねることができて幸せだな~としみじみ。音盤の話ではないのですが、高校の頃にSUPER STUPIDファンだった私にとって、LOW IQ 01とGANG PARADEのツーマン・ライヴも最高の思い出です。個人的な年間ベストであるエステルの『Lovers Rock』にしたって、〈Est'elle〉名義のラガな7インチとかを自分なりに追っていたからこそより楽しめたと思いますし、ラップ・モンスターぶり全開のニッキー・ミナージュ『Queen』にせよ、歌に寄せた時代も大好きだから一層ヤベエと感じたはずで、聴き続けることって本当に大事。10年先も20年先もこういう素敵なリスナー体験ができるよう、もっともっと〈お気に入り〉を増やしていきたいです。

 で、2019年はフッドセレブリティやリラ・アイク、コフィといった若手レゲエ・ギャルたちに期待しつつ、釈放後のブジュ・バントンの動きが非常に気になるところ。あとは、何やらスティーヴン・マクレガーと制作しているらしいリアーナのダンスホール・アルバムも!

 

 

◆出嶌孝次
ますます好きなものだけ聴いていた2018年

101. KANDACE SPRINGS Indigo Blue Note
102. GEORGIA ANNE MULDROW Overload Brainfeeder
103. LIL WAYNE The Carter V Young Money/Republic
104. Uncle Drew Soundtrack RCA
105. HALLCA Aperitif e.p WAVERIDGE
106. NIPSEY HUSSLE Victory Lap Atlantic
107. KEITH SWEAT Playing For Keeps KDS
108. tofubeats RUN unBORDE
109. NAO Saturn Little Tokyo/RCA
110. MANON TEENAGE DIARY CATICORN

 こういう状況になってきたので、買う金よりも聴く時間がないという人がほとんどだと思うのです。で、本誌の性質上フィジカルのものしかちゃんと聴かないのでまだマシではありますが、一年を通じて仕事で聴いているもの≒掲載したいもの≒好きなものを聴いているだけで時間が経っていきます。ウォッチャーみたいにメチャクチャ聴いてる人が羨ましいです。で、その仕事で聴いているもの≒掲載したいもの≒好きなもののなかからアルバム作品100枚を集計して選んでいるので、自分の聴いてたものを振り返ってみると実際に選んだ100枚そのまんまみたいな感じだった気がします。

 で、ここに挙げた順不同の10枚は、何かを見て振り返らなくてもパッと思い浮かんできたような作品たち。結局は自分の好きな雰囲気のものに還るというか、自分的にフレッシュならOKというか、年間チャート的なものがまるで気に留まらなくなって自分でヤバいなと思ったりする年ではありました。毎年言ってますが自分の流行に沿って自分の好きなものを自分で選んで聴くのがいちばん楽しいと思います。ソウルのリイシューはP57にて別掲。日本の女性アイドル範疇のものは次号(予定)にて。

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