〈TOWER DOORS〉は、リスナーの方にとって新しい音楽との出会いの場となることを目指し、YouTubeチャンネルで楽曲を日々紹介しています。未開拓の音楽にぜひ触れてみてください。
TOWER DOORSブログの〈6つの質問〉は、注目の新人アーティストにメール・インタヴューをし、その実像に迫る企画です。ここからアーティストについてより深く知ってもらえたらと思っています。
今回登場してもらうのは、福岡出身で、現在は東京都内を中心に活動するラッパーのmaco maretsです。maco maretsは2016年にファースト・アルバム『Orang.Pendek』を金沢のRallyeからリリース。同作はSmall Circle of Friendの東里起がトータル・プロデュースしています。2018年に自身のレーベル、Woodlands Circleを立ち上げ、セカンド・アルバム『KINŌ』をリリースしました。
彼の音楽性は、ローファイ・ヒップホップ風のビートに流れるようになめらかなフロウ、そして詩情豊かなリリックが特徴です。また、TOSHIKI HAYASHI(%C)やShin Sakiuraなどのトラックメイカーや、LITEやHalf Mile Beach Clubといったバンドとの、垣根を越えた挑戦的なコラボレーションも行っています。
そんな注目のラッパー、maco maretsの〈6つの質問〉にまいりましょう。
1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。
「福岡県福岡市です。最初にラップをはじめたのは友達とのノリ。遊んでいたら楽しくなってきて、クラブやライヴハウスにもいくようになって……今にいたります」
2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?
「出身地の福岡県ゆかりのアーティストに限定すると、Small Circle of Friends、Olive Oil、5lack(敬称略)」
3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?
“Who You Are (feat. Misa Yoneyama) ”
「最初にトラックを聴いたときに〈この曲は女性ボーカルを入れたい〉と強く思い、米山ミサちゃん(浮)と一緒にスタジオに入って書きました。〈ぼく〉〈あなた〉その存在や、関係性のもろさ・曖昧さがテーマのひとつです」
4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?
「同い年に限定すると、Shin Sakiuraくん、さとうもかちゃん、ギタリストの宮田泰輔くん(メロウ・イエロー・バナナムーン/South Penguin)。あとはミュージシャンじゃないけれどクリエイターのharu.ちゃんもめちゃカッコいいなと思います」
5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?
ラップをメインにした〈サウンドノベル〉。面白いです」
6. ライヴやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。
「最近ありがたいことにコラボ曲のリリースが続いているのですが、年内にはソロ名義の新作も出したいなと思っています。まずは自分が〈カッコいい〉と思えるような曲をつくる、そこに集中していきたい(とはいえライヴも休まずたくさんやります!)。
こうした記事もひとつのきっかけとして、より多くの方にmaco maretsを知ってもらえたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします」
maco maretsの楽曲は、サウンドやリリックの内容含めて真夏に聴きたくなるものばかりです。そして今回TOWER DOORSが紹介した“Who You Are”のミュージック・ビデオが、先日公開されました。海辺やプールを舞台にした映像は、いまの季節にぴったりです。ぜひこちらも併せてチェックしてください。