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RUBY LEMONにTOWER DOORSから6つの質問――Clairoらと共振するドリーミーでサイケな福岡のベッドルーム・ポップ作家

RUBY LEMONにTOWER DOORSから6つの質問――Clairoらと共振するドリーミーでサイケな福岡のベッドルーム・ポップ作家

TOWER DOORSが注目する新人アーティストにメール・インタヴューし、その魅力に迫る企画〈6つの質問〉。これまで〈6つの質問〉に答えてもらったアーティストの楽曲を再生リストにまとめています。記事と併せてぜひご覧ください。

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今回登場してもらうのは、“Reflection of Heaven”という曲を提供してもらったRUBY LEMONです。

RUBY LEMONは、福岡を拠点に活動する宅録アーティスト。サウンドメイクからアートワークまで、彼女自身がDIYで手掛けているそうです。AMORPHOUSというユニットでの活動を経て、ソロとして再始動。2017年にデビューEP『New Era』をリリースし、その後もコンスタントに楽曲を発表しています。

浮遊感漂うドリーミーなエレクトロニック・サウンドをベースに、ベッドルーム・ポップ的なローファイさやサイケデリックな音像が特徴的です。そこにシルキーで艶やかな彼女の歌声が加わることで、独創的な世界観を作り出しています。彼女のサイケでドリーミーな音楽を聴いて思い出すのは、Toro Y Moiの登場やチルウェイヴ以降に盛り上がった、アメリカの現行のインディー・ポップ・シーン。ClairoBanes WorldKatzù OsoInner Waveといった、今注目されているベッドルーム・ポップのアーティストたちとRUBY LEMONのサウンドは、間違いなく呼応しているでしょう。

それでは、RUBY LEMONの実像に〈6つの質問〉から迫ってみましょう。

 

1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。

「福岡県出身です。小学生の頃からペンとメモ帳片手にラジオを聴いていて、気になった楽曲はすべて書き出していました。それほど音楽一家というわけでもないんですが、母親が洋楽ばかり聴いていましたし、両親ともにアメリカ映画好きだったので、自然と洋楽ばかり聴いているような子供でした。歌うことが大好きだったので、自分でもやってみたいなと思って、中学生の頃にはギターとおもちゃの楽器を使って独学で4trのMTRで宅録を始めました」

2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?

「本当にいろんな音楽を聴いてきたので、個別に挙げるのは難しいのですが、フランスのJane Birkinはウィスパーボイスでありながら、歌の表現力が豊かで、かわいいだけじゃない大人の魅力があり、10代の頃から影響を受けています。

それからストレンジなサイケデリックミュージックのクリエイティビティーに昔から魅了されていて、Brigitte Fontaineの〈ラジオのように(原題:Comme à la radio)〉やThrobbing Gristle、またはThe Olivia Tremor Controlのひねくれ感だったり……パッとすべてのアーティストは思い出せないのですが(笑)そういう面白いアイディアや音使いが好きなので、常に意識しながら制作しています。

また同時にAIRやBroadcastなどのノスタルジー漂うエレクトロポップは私の核になっているのではないかと思います。Young Marble Giantsのシンプリシティーにもシンパシーを抱きますし。あとは最近のベッドルーム・アーティストのムーブメントは面白くて常に注目しています」

3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?

“Reflections of Heaven”

「私はあまりあからさまな恋愛の曲は作らないんです。世の中には十分なほどラブソングが溢れかえっているので。

今回の新曲“Reflections of Heaven“は、お休みの日にうとうと眠たくなって、ベッドにゴロンと横になったときに、好きな時間に気兼ねなく昼寝できるって天国だなぁって思って(笑)その時に頭に浮かんできたメロディがこの曲です。具体的にはレイドバックしたビートでリラックスしたムードに仕上げています。のんびりしたい」

4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?

「正直、本当に孤立無援で宅録をやっているので、交流がないんですよ。。お友達はいつも欲しいです」

5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?

「最近、インドネシアとかだったりアジアも面白い動きが出てきているようなんですが、インドのムンバイにSandunesというかっこいい女性プロデューサーがいて、とてもクリエイティブで彼女は素晴らしいと思います。!K7 Recordsから出た“Eleven Eleven”という曲が好きです。フィメールアーティストとして自分もモチベーションが上がります」

6. ライヴやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。

「世界中にリスナーがいるような、国際的なアーティストになりたいです。東京やソウルでライヴもやってみたいですね。それから、アーティストとコラボレーションしてかっこいいMVも作ってみたいです」

 

RUBY LEMONがライヴ動画も併せてチェックしてみてください。普段から彼女は、PCではなくハードウェア機材を用いてライヴを行っているんだとか。音源では味わえない臨場感あふれるサウンドと独特の甘美な歌声に注目です。また現在、新曲を制作中とのこと。今回、気になった方はぜひRUBY LEMONのSNSをフォローして、彼女の動向を追ってみてください。

【プロフィール】
TOWER DOORSスタッフ

TOWER DOORSスタッフ

タワーレコードのサブミッション・メディア〈TOWER DOORS〉スタッフ。YouTubeをプラットフォームに、タワーレコードらしい〈新しい音楽との出会い〉をリスナーに提供することを目指しています。

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