最後のアルバムと位置付けられた約2年ぶりの新作は、キャリアを象徴する〈Thug Motivation〉シリーズの最新弾。トラップの元祖としての誇りをのっけから窺わせ、ミーク・ミルが客演したレックス・ルーガー作の“MLK BLVD”など随所でトラップ調の楽曲を聴かせて期待を裏切らない。フェイス・エヴァンスの名曲を引用した“Fake Love”やジョン・レジェンド参加の“The Real MVP”といったメロウ路線も素晴らしい。