今年結成26年目を迎えるヴェテランだが、この10枚目のアルバムにはフレッシュな躍動感がぎっしり詰まっている。特に前のめりに突き進むメロディーは聴いているだけで元気が湧いてくるよう。基本的には英語詞を貫いたパンキッシュな曲調が並ぶゆえ、初期ハスキン好きはニヤッとするのではないか。随所に挿まれる日本語曲もいいアクセントとなり、アコギの弾き語り風のラスト曲“明くるゆさわり”も胸に沁み入る。