英ブライトンの男女ユニットによる7年ぶり2作目。ヨルバ族の精霊の名を表題に掲げ、よりスピリチュアルな方向に寄せたサウンドとモーダルな旋律は前作よりもヴィクトリアの妖艶な歌声にマッチしており素晴らしい。荘厳なサウンド上で幻想的なジャズ・ヴォーカリーズを聴かせる“Free Will”はその際たるものだろう。もちろん、彼らの美点であるブロークン・ビーツやディープ・ハウス経由のスタイリッシュなサウンドも健在だ。