英ヴェテラン・ロック・バンドによる通算9枚目のアルバムは、誰もいないブライトン・シアター・ロイヤルでレコーディングされたという興味深い仕上がりに。とにかくこのホールの残響音を生かしたサウンドが非常に美しく、彼らのメロディアスでセンチメンタルな魅力を最大限に引き出している。加えてシリアスで少しサイケデリックな部分も印象的で、過去のどの作品とも違う新境地に達したと言っていい内容だ。