エキセントリックな紅一点シンガーを擁するテキサスの5人組がロック・オペラに挑戦。パンクとハード・ロックが入り混じる70年代風のサウンドに回帰しつつ、架空の理想郷を舞台に悲劇を歌い上げる試みがやがてシンセやストリングスの音色と共にドラマティックな広がりを見せはじめる。そんな飛躍はやはり全9曲から成る大きな流れのなかで捉えるべきだろう。