ガン闘病中のマーク・ホッパス(ヴォーカル/ベース)がトム・デロング(ヴォーカル/ギター)と再会し、互いの関係性を修復。マークとトラヴィス・バーカー(ドラムス)にトムを迎えた黄金トリオ編成では12年ぶりとなる9作目。装飾やギミックは控えめに、等身大のバンド感を伝える内容だ。偉大なるラモーンズに捧げた“Dance With Me”はキャッチーなコーラスが耳に残り、従来の快活なポップ・パンクをアピール。鍵盤や打ち込みによる豊かなアレンジも織り込みつつ、どれもブリンク印が押された良質曲のオンパレードだ。そして表題曲はアコギを用いたミディアム・バラード。郷愁溢れる美メロが照り輝く名曲である。