米ネバダ州リノ出身のニック・ラティガンによるソロ・プロジェクトの通算10作目。今回は2017年に亡くなったラッパーのリル・ピープに影響を受けた内容になっていて、これまでのインディー・ロックのスタイルにヒップホップやハウス・ミュージックなどの要素を加えて混沌とした音世界が非常に興味深い。初期衝動に満ちており、彼の本質に迫った作品だ。