Colourgrade』から2年、ミカチューことミカ・レヴィと共に作り上げたのは、ひとつのビートのうえにピアノのループ、そしてときにロマンティックでときに物憂げなヴォーカルを重ねながら編み上げた奇妙で美しい音のつづれ織り。夢想的な音色や凶暴なノイズなどが代わる代わる顔を出すなか、ティルザの自由奔放な感性が浮き彫りになっていくあたりが超スリリングだ。