UKジャズの盛り上がりにも貢献しているトム・ミッシュの、スーパーシャイ名義のミックステープ扱いとなるファースト・アルバムがフィジカル化。トム・ミッシュ名義の作品でも窺える、ダンス・ミュージックの要素をより前面に出した仕上がりだ。カシアスや初期のダフト・パンク的なフレンチ・ハウスを想起させる“Happy Music”、ピート・ヘラーのハウス・クラシック“Big Love”に通じる高揚感を醸したロバータ・フラックとの“Feel Like Makin' Love”など、全体的にハウス色が濃い。快楽100%の心地良いグルーヴを生む4つ打ちは、リスナーの心を躍らせ、身体を揺らしてくれる。