小西康陽プロデュースのもと、ピチカート・ファイヴの88年作『ベリッシマ』をまるごと取り上げたカヴァー盤。矢舟テツロートリオを軸とする抑制の効いたジャズ・マナーのアンサンブルで、初期ピチカートならではの繊細なソングライティングから新たな響きを引き出している。宅録ソウル的な手触りの“ワールド・スタンダード”には不意打ちの驚きが。