史上初のロックマンガ待望の復刊! 作者はトキワ荘に住んだ紅一点の作家、水野英子。舞台は60年代のアメリカ。正直者の少年アロンが犯罪者と間違われ感化院送りとなりそこで出会ったファイヤー・ウルフの生き様と唄に心を奪われ、感化院を出たアロンが死んだウルフから贈られたギターを手に出会った仲間たちとバンド〈ファイヤー〉を結成。デビューまでを描いた上巻。創刊翌年の「週刊セブンティーン」’69~’71に連載され、ベトナム戦争、ラブ&ピース、といった当時の時代背景が作品に色濃く描かれている。日本ではGSブーム、学生運動の時代。若者の赤裸々な想い、理想を鮮烈かつ熱い筆致で描いた、今も心を打つ名作。