約3年ぶりの7作目。今回はプロデューサーがトミー・ブラウンからマックス・マーティンへバトンタッチしているが、気高さと親しみやすさが共存する主役のキャラを増幅させる、最高峰のポップス集であることには変わりなし。マドンナ先輩を味方に付けたハウス・ナンバー“yes, and?”をはじめ、フィリー・ソウル~ディスコの極上なモダン解釈“bye”や、00年代R&Bヴァイブを漂わせる“true story”、ブランディ&モニカのアレを再構築した“the boy is mine”など、全方位型の音を軽やかに纏いながら言いたいことをあくまで品良く歌っていく様は痛快だ。またもキャリア・ハイを更新したと言えるだろう。