クラシックの有名曲を再解釈するコンセプト・アルバムの第2弾。チャイコフスキーの〈白鳥の湖〉にディストーションの効いたファンキーなベースを合わせたり、ダンス・ミュージック的な展開でブレイク後の爆発にベートーヴェンの〈第九〉を用いたりと、今回も組み合わせの妙が光っている。シアトリカルな曲はミューズのようで、ポップな曲は中村一義のようだったりと、振り幅の大きさもこのバンド特有の個性と言えよう。