待望のファースト・アルバム『D.A.N.』を4月20日にリリースする若き3ピース・バンド、D.A.N.。同作より“Native Dancer”のミュージック・ビデオを公開した。

クラブ・ミュージックを人力に置き換えたミニマル&メロウな音楽性と、圧倒的なライヴ・パフォーマンスによって、2016年のインディー・シーン最注目の存在となったD.A.N.。その評判は口コミで広まっていき、4月度の〈タワレコメン〉にも選ばれたアルバム『D.A.N.』で一気にブレイクスルーを果たしそうな勢いだ。 

D.A.N. D.A.N. Bayon production(2016)

川上輝が叩くパーカッシヴなビートを軸に、サンプリング・ヴォイスや吹雪のようなノイズと、神秘的な女声コーラスが渦を巻く“Native Dancer”は、アルバムのハイライトとも言えるダンス・チューン。櫻木大悟の艶やかなヴォーカルや、市川仁也の弾くダブステップばりに図太いベース・ラインにも注目したい。MVのディレクターは前回公開された“Pool”に続いて映画監督の五十嵐耕平(NOVO)が担当しており、(同曲の歌詞にもあるように)遊び疲れた夜の東京を練り歩き、現代舞踊のダンサーが〈半透明〉で踊る映像は、D.A.N.のサウンドに通じるクールな質感も魅力的だ。

Mikikiでは『D.A.N.』のリリースに向けて最新インタヴューを近日公開予定! また、先日アップしたデラドゥーリアン(元ダーティ・プロジェクターズ)の公演紹介記事に、4月20日(水)の東京公演で共演するD.A.N.の櫻木大悟がコメントを寄せている(記事はこちら)。昨年9月に行ったロング・インタヴューもバンドを深く知るための情報が盛りだくさんなので、こちらもぜひチェックしてほしい(記事はこちら)。