KENJI RAZORSに見い出された山形発の5人組によるサード・アルバム。アドレナリン噴出のテンションで攻めまくる武骨でスラッシーなハードコアだが、噛み付き合うようなツイン・ヴォーカル、疾走感のなかで伸縮するグルーヴやシンガロング必至のコーラスを挿入することで、耳触りはとてもキャッチー。勢い一辺倒ではなく、緩急溢れるジェットコースター調の展開もユニークで親しみやすい。一気に聴ける。