類型的なチカーノ像に止まらない作風を15年も追求する、ハイ・パワー軍団の若くない若頭。〈Latin With Attitude〉を謳ってNWA復権の流れにも乗った今作は、リル・イージー・Eが挨拶する冒頭から極めてシリアスな雰囲気だ。前作で推進したブラウン&ブラック共闘路線はトレイ・ディーグラッシーズ・マローンらとの“Kicking Back Being Blue Remix”に残すも、基本は客演ナシでルーディーなGファンクを気合い十分に響かせる。