yurufuwa gang
インテリもチンピラもサブカルも惹き付ける、話題騒然のゆるふわギャングとは?

 自主制作したアルバム『EverydayIsFlyday』が絶大な支持を集め、2016年のブライテスト・ホープとして年の暮れから人気を一気に拡大しているRyugo Ishidaと、その相方でもあるSophiee、そして前出のアルバムも手掛けたプロデューサーのAutomaticによるプロジェクトがゆるふわギャングだ。昨年の結成から“Fuckin' Car”と“Dippin Shake”のMVを立て続けに公開して独特のファンシー&ヤンキーな世界観をアピール。クラウドファンディングで目標の5倍もの資金を調達したことも騒がれるなか、いよいよ待望のファースト・アルバム『Mars Ice House』が登場することと相成った。

ゆるふわギャング Mars Ice House Mary Joy(2017)

 Ryugoのアルバムでも顕著だったユーモアがSophieeも絡むことでロマンスに溢れた内容に増幅され、Automaticのハイブリッドなサウンドが合わさってポップかつエッジーな内容に仕上がっている。ボニー&クライド的なノリもコミカルに敷かれたアルバムを聴き進めるにつれて徐々にエモい心の叫びが飛び出し、クライマックスの“大丈夫”“Escape To The Paradise”へ……。内外シーンの流れを追っている人やピュアな少年少女はもちろん、KOHHの次を探している流行観測屋にもマストな内容のはず!

 


【特集:GAME IS TO BE SOLD 2017】
★Pt.1 FEBB AS YOUNG MASON『So Sophisticated』
★Pt.2 BES『The Kiss Of Life』
★Pt.4 SOCKS『JAPANESE THAN PARADISE』