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【tofubeatsの棚の端まで】第52回 ギター―柴田聡子、マック・デマルコ、(サンディ)アレックスGのシンガー・ソングライター縛りの3枚!

弾けないギターを弾くんだぜ!というロマンをお届けするファンタジー連載フロム神戸!

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  • 2017.07.19
【tofubeatsの棚の端まで】第52回 ギター―柴田聡子、マック・デマルコ、(サンディ)アレックスGのシンガー・ソングライター縛りの3枚!

最初に手に取る楽器といえばギターなのですが、どうしてもギターに興味が出ないまま時が経っています(全体的に演奏をする気がないだろと言うのはやめてください……)。でもやっぱり弾きたいんだよな、弾けたらこんなことができるんだよな、と思ったりもする素敵な3枚をシンガー・ソングライター縛りでどうぞ。

 

柴田聡子 愛の休日 Pヴァイン(2017)

正直これまで真剣に柴田さんの作品に向き合ったことがなかったのですが、MV動画を見て本作を手に取り、よく聴いています。短尺ながらドラマティックなメロディーが美しくポップな“後悔”、岸田繁さんプロデュースのリズム・セクションが印象的な“遊んで暮らして”、山本精一氏のコーラスが優しく交わる“リスが来た”など、自由な筆致で綴られる楽曲の数々がまさにタイトルの通りといった趣でしょうか。

 

MAC DEMARCO This Old Dog Captured Tracks/ディスクユニオン(2017)

先行シングルを上手に繋いでのニュー・アルバム。それらが全部良かったのでアルバムが良くないはずなんてありませんでした。おもしろビデオやライヴでドラマーを全裸にしたりと芸人的な振る舞いも目立ちますが、ある媒体のインタヴューでは本人はそういう部分は意識的でもあると語っていましたね。実際繊細でピュアな曲を作り続けるためには時に自分を守ることも必要なのでしょうか。DX7を爪弾く彼の背中が見えてくるようです。

 

(SANDY)ALEX G Rocket Domino(2017)

Bandcampで(体感的には)彗星の如く現れたアレックスG、前作でドミノとのサインを経ましたが、正直『DSU』(2014年)のがよく聴いておりまして、今作どうなるものかと思ったところにコチラ。めちゃくちゃ驚きました。これまでのサイケデリックかつ宅録感の強い音像はそのままにジャンルのクロスオーヴァー度は強まり、中盤のピーク“Brick”の鬼気迫るサウンドに高まったと思いきやオートチューンなんかも使用。楽器も増えてさらに豊かになったアンサンブルと時折見せる緊張感がアルバム全編にわたっての完成度をグッと上げていて、全体としても楽曲それぞれとしても本当に完成度の高い名盤です。

 


tofubeats(トーフビーツ)
90年生まれ、神戸在住のトラックメイカー。ニュー・アルバム『FANTASY CLUB』(UnBORDE)も好評リリース中! さらに、7月リリース作品では藤井隆のリミックス・アルバム『re:wind』(Slenderie)にて“わたしの青い空”のリミックスを担当し、平井堅のベスト盤『Ken Hirai Singles Best Collection 歌バカ2』に付くスペシャル新曲集に“READY FOR YOUR LOVE”を提供しています。諸々の詳細は〈tofubeats.persona.co/〉にて!

Mikiki2017