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uijinを楽しむためのもう2枚!

 先インタヴューでフィーチャーしているシングルは数量限定のブツになりますので、ここではまだ入手が容易なuijinの作品をここでは紹介しておきましょう。まずは今年7月にリリースされたファースト・アルバム『stay hungry, stay foooolish』(叫び)。そこに至るまでのライヴ会場限定シングル『001/ten-age』『meltdown/overdrive』や無料配布された“colorful”を経て、これが初めての全国流通作品となりました。

uijin stay hungry, stay foooolish 叫び(2017)

 序曲“came from neo tokyo”を含む全11曲は、エレクトロニックな意匠を凝らした今風のメタルコア~ピコリーモ系の曲調が目まぐるしく転換するサウンドが中心。メンバーが作詞しているのもポイントで、特にやよいは皮肉なラップ調の“ten-age”もエモい“コトノハエモーション”などを作詞して光るものを感じさせますし、ありぃが“meltdown”や“maybe memories”にしたためた刹那的な激情や、ひとちび作詞のピュアな“gold”も聴きどころです。

 

Does It Escape Again,uijin Ceremony of khaos Maxtreme(2017)

 一方、今回の限定シングルに前後して到着したのが、関西のカオティック・ハードコア・バンドであるDoes It Escape AgainとのスプリットEP『Ceremony of khaos』(Maxtreme)となります。それぞれの新曲と相互カヴァー、そして共演曲の“the wave”で構成された5曲入りで、コラボの意外な化学反応にも驚かされる一枚ですよ!