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デヴィッド・T・ウォーカーがBillboard Liveに登場! ジャクソン5からドリカムまで手掛けたギタリストの半世紀をプレイバック

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  • 2017.12.15
デヴィッド・T・ウォーカーがBillboard Liveに登場! ジャクソン5からドリカムまで手掛けたギタリストの半世紀をプレイバック

黄金期のモータウン・サウンドを特徴づけたギタリスト、デヴィッド・T・ウォーカー。いまも伝説を更新し続ける現役プレイヤーの来日公演が、Billboard Liveで開催される。ここ数年でも盟友マリーナ・ショウのバンド・メンバーとして、あるいはラリー・カールトンとのスペシャル・バンドとして度々来日している〈デヴィ・T〉だが、今回は約2年半ぶりの単独公演! 息の合ったレギュラー・バンドとのライヴは観逃せないものになるはず!!

デヴィッド・T・ウォーカーといえば、〈黄金期〉と呼ばれる60~70年代のモータウンが発表した数々の名曲にセッション・マンとして参加していたギタリストとして有名。ポップなR&Bからニュー・ソウルへと進化していく過程にサイドマンとして関わった名プレイヤーだ。ジャクソン5をはじめ、マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー、ダイアナ・ロス……共演者の名前を挙げていけば、それだけで60~70年代のソウル・ミュージックの見取り図が描けてしまう。

彼の名演として真っ先に挙げられるのはジャクソン5の“I Want You Back”だろう。映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2014年)で使われたことも記憶に新しい、言わずと知れた名曲だ。

ジャクソン5の69年の楽曲“I Want You Back”
 

ジャクソン5との仕事はウォーカーの代表的なもので、彼らのモータウン時代のすべての作品に関わっている。まさに〈デヴィ・T〉なくしてジャクソン5なし。キャリアの代表曲を惜しみなく披露する〈ジャクソン5・メドレー〉もウォーカーのライヴの定番パフォーマンスのようだ。

〈ジャクソン5・メドレー〉を演奏するデヴィッド・T・ウォーカーの2010年のライヴ映像
楽曲は“I Want You Back”“Never Can Say Goodbye”“I'll Be There”
 

“I Want You Back”と共に名演として知られているのは、70年代にマーヴィン・ゲイが残した傑作群『Trouble Man』(72年)『Let's Get It On』(73年)『Marvin Gaye Live!』(74年)『I Want You』(76年)『Here, My Dear』(78年)でのプレイだろう。マーヴィン・ゲイの代表曲“What's Going On”のカヴァーは現在のウォーカーのライヴの定番曲。

デヴィッド・T・ウォーカーが“What's Going On”をカヴァーしている93年のライヴ映像
 

とろけるようなメロウネス! シルキーな柔らかく温かいトーンで奏でられる、タメの効いたプレイは嘆息ものだ。近年ウォーカーが愛用しているのは〈ベイビー・バード〉という特注のフル・アコースティック・ギターで、独特の優しいトーンはギターとアンプ(フェンダー・ホット・ロッド・デビル)のみで作られているという。まさしく職人芸。おそるべし。

また、70年代のウォーカーは、ジャズ・シーンでもセッション・マンとして活躍していたことも知られている。キャノンボール・アダレイやハービー・ハンコックらジャズ・シーンでの共演者も巨匠ばかり。なかでも有名なのはシンガー、マリーナ・ショウが75年に発表した不朽の名盤『Who Is This Bitch, Anyway?』への参加だろう。ウォーカーとラリー・カールトンという2人の名人ギタリストの掛け合いが聴きどころでもある同作。先述のマリーナ・ショウとの来日公演も『Who Is This Bitch, Anyway?』を再現すべく、当時のメンバーを集めたものだった。

マリーナ・ショウの75年作『Who Is This Bitch, Anyway?』収録曲“Feel Like Makin' Love”
 

ジャズ方面の仕事では、6作もの共演アルバムを残しているトランペッターのドナルド・バードとの蜜月も有名だ。70年代当時、バードはウォーカーらと共にファンキーなサウンドを探究していた。

ドナルド・バードの75年作『Stepping Into Tomorrow』収録曲“Think Twice”
 
ドナルド・バードの75年作『Places And Spaces』収録曲“Places And Spaces”
 

特に“Think Twice”が有名だが、ドナルド・バードとウォーカーらが生んだこれらの名曲は、ヒップホップの定番サンプル・ソースとしても知られている。

“Think Twice”をサンプリングした楽曲J・ディラの2001年の楽曲“Think Twice” 
 
“Places & Spaces”をサンプリングしたピート・ロック&CLスムースの94年の楽曲“All The Places”
 

ヒップホップ・シーンからのアツいリスペクトを背景に、90年代以降はア・トライブ・コールド・クエストとも共演するなど、ウォーカーはその活動の幅を広げていく。また近年は、無音のアルバムをSpotifyに公開したことでも話題を集めた新進気鋭のファンク・バンド、ヴルフペックと熱心なコラボレーションを重ねている。

ヴルフペックの2017年作『Mr. Finish Line』収録曲“Running Away”
 

井上陽水や安室奈美恵など、日本のアーティストとの共演でも知られているデヴィッド・T・ウォーカーだが、なかでももっとも親交の深いコラボレーターはDREAMS COME TRUEだ。彼らの自主レーベルであるDCT recordsでのリーダー作やウォーカーが参加した吉田美和のソロ・アルバムより厳選されたベスト盤『Music For Your Heart 〜Best Of David T. Walker〜』は10月10日にリリースされたばかり。

近年の活動を総括したベスト盤をリリースしながらも、現役の職人ギタリストとしての歩みを止めないデヴィッド・T・ウォーカー。そんな〈デヴィ・T〉の、ひさびさとなる単独公演が充実したものにならないわけがない!

 


Live Information

2018年1月5日(金) Billboard Live TOKYO
1stステージ 開場17:00/開演18:00
2ndステージ 開場20:00/開演21:00
サービスエリア 9,800円/カジュアルエリア 8,300円(※カジュアルのみ1ドリンク付)

2018年1月6日(土) Billboard Live TOKYO
1stステージ 開場15:30/開演16:30
2ndステージ開場18:30/開演19:30
サービスエリア 9,800円/カジュアルエリア 8,300円(※カジュアルのみ1ドリンク付)
★詳細はこちら

2018年1月8日(月・祝) Billboard Live OSAKA
1stステージ 開場15:30/開演16:30
2ndステージ開場18:30/開演19:30
サービスエリア 10,800円/カジュアルエリア 9,800円(※カジュアルのみ1ドリンク付)
★詳細はこちら

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