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キャロル・キングやジャクソン・ブラウンとも共演した伝説のギタリスト、ダニー・コーチマーがBillboard Liveで来日公演

キャロル・キングやジャクソン・ブラウンとも共演した伝説のギタリスト、ダニー・コーチマーがBillboard Liveで来日公演

ダニー・コーチマーが6月14日(木) にBillboard Live OSAKA、6月16日(土)と18日(月) にBillboard Live TOKYOで来日公演を実施。ここでは、キャロル・キングやジェームス・テイラーとの共演でも知られる名ギタリストの歴史を簡単に振り返ってみたい。

1946年、ニューヨークに生まれたダニー・コーチマーは、少年時代よりジェームス・テイラーと友人関係にあったと言われている。10代の頃にはギタリストとしての活動をしており、キング・ビーズというR&Bバンドでデビュー。このバンドでメンバーだったジョエル・オブライエンとコーチマー、そしてジェームス・テイラーの3人で結成したのが名曲“Smile A Little Smile For Me(笑ってローズマリーちゃん)でも知られるフライング・マシーンだ。結局バンドは長続きすることはなかったが、コーチマーは66年には渡英し、セッション・ミュージシャンとして活躍した。

その後ニューヨークへと戻ったコーチマーは、今度はビートニク・バンド、ファッグスに加入。このバンドも長くは続かず、アルバム『Tenderness Junction』(67年)の発表後、ベーシストのチャールズ・ラーキーとともにバンドを脱退してしまう。そんなコーチマーとラーキーが、あのキャロル・キングと組んだのがシティだ。結局は『Now That Everything's Been Said(夢語り)』(68年)のみを発表して、バンドはまたしても解散してしまうが、同作には名曲“Snow Queen”など後世のミュージシャンにカヴァーされた楽曲が多数収録されている。

シティ解散後にもコーチマーとラーキーの関係は続き、旧友ジョエル・オブライエン、キャロルに変わる女性ヴォーカリストのアビゲイル・ヘイネスらを誘って新たにジョー・ママを結成。70年と71年にはアルバムを発表した。またこの頃のコーチマーはセッション・ギタリストとしても大躍進し、ジェームス・テイラーの『Sweet Baby James』(70年)やキャロル・キング『Tapestry(つづれおり)』(71年)をはじめとする諸作に参加。このほかコーチマーはジャクソン・ブラウンの77年作『Running On Empty』にも参加し、以後80年代後半までブラウンとは濃密な関係が続いていく。こうしてコーチマーは、世界的大ヒットを収めた作品に次々と参加したことで、その名を世界に轟かせることとなった。

ジョー・ママの解散後は、ジェームス・テイラー作品で知り合ったラス・カンケルやリーランド・スカラーらと共に伝説のインスト・グループ、セクションを結成。3枚のアルバムを発表している。なお、メンバーのラスとリーランドは今回の来日公演にも同行する。

その後のコーチマーはギタリストとしてだけでなくプロデュース業にも乗り出し、ドン・ヘンリー、ニール・ヤング、ジョン・ボン・ジョヴィ、ダリル・ホール&ジョン・オーツ(ジョン・ボン・ジョヴィとの共同プロデュース)、ビリー・ジョエル、キャロル・キングの娘でもあるルイーズ・ゴフィン、イーグルスのメンバーでもあるドン・ヘンリーらを続々とプロデュース。2005年には新バンド、ミッドナイト・イレヴンのアルバムをリリース。2008年にはスティーヴ・ジョーダンとミーガン・ヴォスによるユニット、ヴァーブスのギタリストとして奥田民生らと共に参加するなど、今もなお精力的に活動を続けている。

昨年行われた〈ダニー・コーチマー& FRIENDS〉名義の来日公演は、コーチマーの関わった楽曲を中心にパフォーマンスしたステージだったが、今回の来日公演は、前述のとおりセクションのリズム隊を率いてのもの。どのようなパワーアップぶりを見せてくれるのか、今から期待したい。
 


Live Information
ダニー・コーチマー and Immediate Family
featuring original "The Section" members Danny Kortchmar, Russ Kunkel, Leland Sklar plus Waddy Wachtel and Steve Postell

2018年6月14日(木) Billboard Live OSAKA
1stステージ 開場 17:30/開演 18:30
2ndステージ 開場 20:30/開演 21:30
サービスエリア 9,800円/カジュアルエリア 8,800円
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2018年6月16日(土) Billboard Live TOKYO
1stステージ 開場 15:30/開演 16:30
2ndステージ 開場 18:30/開演 19:30
サービスエリア 9,800円/カジュアルエリア 8,800円
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2018年6月18日(月) Billboard Live TOKYO
1stステージ 開場 17:30/開演 19:00
2ndステージ 開場 20:45/開演 21:30
サービスエリア 9,800円/カジュアルエリア 8,800円
★詳細はこちら

●メンバー
ダニー・コーチマー(ヴォーカル)
ラス・カンケル(ドラムス)
リーランド・スカラー(ベース)
ワディー・ワクテル(ギター、ヴォーカル)
スティーブ・ポステル(ギター、キーボード、ヴォーカル)

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