ミュージカル用に書き下ろした2015年の前作で喝采を浴びたサラ。初顔合わせのT・ボーン・バーネットと完成させた本作では、ピアノ主体の作りから距離を置き、イベイーがやりそうなプリミティヴなビートの冒頭曲やオールディーズ調など、凝ったプロダクションで新境地を開拓しています。で、終盤に向けて音数を絞り、締めはジョン・レジェンドとのピアノ・バラード(圧巻!)。新旧のファンを唸らせる巧妙な一枚です。