「ファイナルファンタジー」、「聖剣伝説」、「クロノ・トリガー」等、平成初頭に人気を博したゲームから植松伸夫氏ら、ゲーム作曲家として名を馳せる数々のコンポーザーが誕生し無数の名曲を残していった。それらの音楽は令和になった今でもゲームファンに愛されており様々なアレンジも生まれ続けている中、まったく新しい切り口に挑戦したのが今作のアルバムだ。弦楽器をベースにしつつも曲の世界観に合わせ、フルート、ギターなどが加わり小編成ながらも豊かな響きに、コース料理のような満足感が得られるだろう。そして原作をリアルタイムでプレイしていた30年前の少年少女はきっと〈この音楽でリメイクをプレイしたい!〉と思うに違いない。