地元サクラメントをベースに膨大な作品を発表し続けているモジー。やさぐれ気味のドライなラップがいかにもベイエリア産という趣きで、オートチューン全盛期にもかかわらず擦れた地声でラップを畳みかける様が最高。荒涼とした空気が全体を包むなか、エリック・ベリンジャーらシンガー勢との絡みやマリオ“Let Me Love You”の引用などで爽快さもアリ。“Body Count”には先日急逝したキング・ヴォンも参加。