「アメイジング・グレイス」に続いて豪華ボックスも登場し、映画「リスペクト」の日本公開もあって、かつてなくアレサが盛り上がっている……この好機に偉大なクイーン・オブ・ソウルの凄さと魅力の本質を改めて探ってみよう!!

 ソウルの女王。アレサ・フランクリンがそう呼ばれるに至る過程をジェニファー・ハドソンの熱演で描いた映画「リスペクト」が日本公開される。本来は2020年に公開予定だったが、コロナ禍によって本国での公開も含め今年に延期となった。それに伴ってアレサの全キャリアを総括したライノ企画のCDボックス『Aretha』(未発表デモ、TVや式典でのパフォーマンス音源などを含む4枚組)も発売延期となったが、今夏、映画の全米公開に合わせて無事リリース。また、72年1月にLAワッツ近辺の教会で行ったゴスペル・コンサートの映像版となるドキュメンタリー映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」も、結果的に「リスペクト」に先駆ける形で日本公開となった(11月にBlu-ray/DVDもリリース)。同コンサートの実況盤として発表されてゴスペル・アルバムとしては最高のセールスを記録した『Amazing Grace』(72年)の(ほぼ)完全盤も日本でCD化され、没後3年目にしてアレサ祭りとでもいった様相を呈している。