このデンマーク出身の自作自演シンガーが初めてピーチズに曲提供したのは5年前のこと(当時ハタチ)。思いのほか長い下積みを経てアヴィーチー作品への客演で話題を集め、ようやくホワイト・ライズ主宰のレーベルよりアルバム・デビューを飾りました。ロビン・ハンニバルの右腕として活動するヴィンダールとタッグを組み、TR-808のチープ&官能的な音色が素晴らしいダンス・チューンをはじめ、ウォール・オブ・サウンド風のレトロ・ポップ、ウィッチ・ハウスにディプロ製のトラップなど、鬱憤を晴らすかのように欲張りな一枚となっています。全体に漂うアンニュイな雰囲気からスカイ・フェレイラに続く存在として扱われそうですが、彼女ほど斜に構えてなく、異性ウケもきっと良いはず。