初ソロ作から1年半ぶりとなる2作目。前作『The View From Halfway Down』のサイケとジャーマン・ロックを合わせたかのような内容には良い意味で驚かされたが、今回はサイケな感覚は保ちつつ、アコギとエレキ・ギターを中心にしたメロディアスなフォーク・ロックが十二分に楽しめ、本隊のライドやビーディ・アイなどのサウンドをそのまま想起させる。まさに彼の本領が発揮された、英国ロック好きにはたまらない作品だ。