待望の初ソロ作である。ライド、オアシス、ビーディー・アイなどUKの代表的なバンドを渡り歩いてきただけあって、正統派の歌ものギター・ロックかと思いきや意外にもサイケ・フォークとジャーマン・ロックと混ぜ合わせたような音の世界。久しぶりとなる彼のリード・ヴォーカルも良い意味で線の細いギタリストらしい声で、非常に新鮮に聴こえる。彼のどの過去作とも、新生ライドとも違う、まさにソロならではの作品だ。