徐々に熱を帯びていく“侵略”を冒頭に、そして“ソウルがある”を最後に置いた構成からも意図は明白だし、隠喩などを使わず〈何度でも繰り返し諦めずアピールしよう この侵略戦争に反対であると〉という直接的な物言いが刺さる。もちろんそれを心地良いグルーヴとしなやかな歌声で洒脱に届ける術も田島貴男ならでは。OvallやTENDREとの手合わせもいいが、デビュー30周年を突破していよいよかっこいい姿が殊に印象的な通算20枚目。