さんまを岩田剛典、たけしを香取慎吾が演じる友情ドラマ

明石家さんまがMCを務める日本テレビ系特番「誰も知らない明石家さんま 第9弾」が、2023年11月26日(日)に放送される。

2015年から、あらゆる手法で明石家さんまの知られざる一面を掘り起こしてきた「誰も知らない明石家さんま」。番組ではこれまでに、さんまの高校時代や大竹しのぶとの離婚発表の模様などが再現ドラマによって描かれてきたが、今回は伝説の人気番組「オレたちひょうきん族」で出会ったさんまとビートたけしの40年に及ぶ友情物語をドラマ化した「笑いに魂を売った男たち」がオンエアされる。

ひょんなことから〈タケちゃんマン〉のコーナーに代役として出演したことをきっかけに、東京でスターダムにのし上がっていったさんま。大切な人との別れ、たけしの活動休止、裏番組との熾烈な戦い――華やかなテレビの舞台裏で2人の天才が胸に抱いた思い、そして、お笑いに魂を売った男たちの友情がたけし、さんま、当時の関係者のインタビューをもとに描かれていく。

そんな同作では、若き日のさんま役を岩田剛典、たけし役を香取慎吾が演じる。数々の映画やドラマに出演してきた岩田と香取の貴重な共演シーンをはじめ、劇中では両者がブラックデビルやタケちゃんマンのコスチュームをまとい、当時のコントの様子を再現する場面もあり、当時「ひょうきん族」を観ていたファンも必見だろう。

 

EPO、達郎、ユーミン……​​「ひょうきん族」の音楽

ちなみに、「オレたちひょうきん族」とは81~89年にかけてフジテレビ系で放送されたバラエティー番組。たけしやさんまのほか、島田紳助や山田邦子ら人気芸人たちが出演、タケちゃんマンや〈ひょうきんベストテン〉など個性あふれる名キャラクターや型破りな名物コーナーが話題を集め、80年代のお笑いシーンを牽引した。

さらに、EPOの“DOWN TOWN”や山下達郎の“土曜日の恋人”、松任谷由実の“土曜日は大キライ”など、今ではすっかりシティポップクラシックとして認知されている名曲がエンディング曲に起用されたほか、桑田佳祐が作詞作曲を手掛けた〈アミダばばあ&タケちゃんマン〉名義による“アミダばばあの唄”や、大瀧詠一がプロデュースを担当したうなずきトリオの“うなずきマーチ”などの挿入歌がヒットを記録。

EPO 『DOWN TOWN』 ARIOLA JAPAN(1980)

山下達郎 『POCKET MUSIC (2020 Remaster)』 ワーナー(2020)

松任谷由実 『ALARM à la mode』 ユニバーサル(1986)

VARIOUS ARTISTS 『YEAH♪♪ よしもと芸人歌唱楽曲の究極カヴァー&ベスト』 よしもとアール・アンド・シー(2014)

大滝詠一 『大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK / NIAGARA ONDO BOOK』 NIAGARA/ソニー(2023)

ほかにも、安岡力也扮するホタテマンが歌う“ホタテのロックン・ロール”や番組のディレクターたちによって結成されたひょうきんディレクターズの“ひょうきんパラダイス”などのコミックソングも人気を博すなど、お笑いだけでなく音楽の面でも新機軸を打ち出したことはよく知られている。

安岡力也 『ホタテのロックン・ロール』 ワーナー/パイオニア(1983)

 


TV INFORMATION
誰も知らない明石家さんま 第9弾
2023年11月26日(日)日本テレビ系 19:00~21:54
https://www.ntv.co.jp/sanma2023/