1つのリフを気心の知れたメンバーたちとジャム・セッションで膨らませていったと思しき全15曲65分。マイカル・クローニン(ギター)を含むバック・バンドがいれば、タイ・セガールは無敵なのだろう。10年代以降のUSガレージの雄の面目躍如と言える15作目。ほぼ全曲が紆余曲折を経て、最後は轟音になるという展開も痛快だ。サイケな音響効果もセガールらしい。