〈フォーク〉を拡張する先鋭性が支持を集めるビッグ・シーフの一員によるソロ6作目。旧知のニック・ハキムらを人里離れたスタジオに招いて制作され、気の置けない仲間と過ごす山小屋での一夜のような、親密さと温かさが全編に漂う。特にジョゼフィン・ランスティーンの晴れやかなヴァイオリンが効いていて、“Vampire Empire”のトラッドなセルフ・カヴァーなんか最高にいい。