長谷川白紙がニューアルバム『魔法学校(Mahou Gakkou)』を2024年7月24日(水)にリリースする。

2023年7月にフライング・ロータス率いるブレインフィーダーと契約した長谷川白紙。『魔法学校』は移籍後初、長谷川にとって4年8か月ぶりのフルアルバムだ。

『魔法学校』には、レーベルとの契約発表時にリリースされ、ルイス・コールやサム・ゲンデルらとのコラボレーションでもお馴染みの実力派ジャズベーシストであるサム・ウィルクスが参加したシングル“口の花火”のほか、KID FRESINOとの共演曲“行つてしまつた”や、花譜への提供曲“蕾に雷”のセルフカバー、挾間美帆がホーンアレンジで参加した“恐怖の星”など12曲が収録される。

コロナ禍を挟み制作された本作は、前作『エアにに』(2019年)で切り拓いた新時代のポップサウンドをさらに撹乱させ、音楽史に新たな1ページを記すような意欲作になっているそうだ。

長谷川からのコメントは次のとおり。

私は最初、身体を倒立させるという単一の目的に向けてこの作品を制作し始めました。しかし制作を進める中で、初めに仮定していた身体の構成法がいかに既に一元的であったか、そして私自身の身体がいかに無数の矛盾した可能性を持っているかに恐れを抱くことになりました。この作品の制作は、常にそのような恐れと混乱の中で行われました。私は最終的には、この作品を明瞭に方向づけることはしませんでした。それは最初から不可能であったのです。私は工芸士や宣教師、サンプルパック、シャッター、時間の雇用主や記憶の親友、虎の子、輝く無性的なもの、思い浮かぶ何にもなりたくなく、同時に全てになりたいと思いました。
私は未だに自らの制御を失っています。そしてそれはおそらく、時間的な経過の中でしか失えないものでした。
(私からは以上です。)

アルバムからは、先行シングル“ボーイズ・テクスチャー”の配信が本日5月9日22:00よりスタートした。

“ボーイズ・テクスチャー(Boy’s Texture)”は、長谷川が昨年パリ・ファッションウィークでのnoir kei ninomiyaのSpring / Summer 2024のショーのために書き下ろした曲がもとになっており、ギターで西田修大が参加。ミックスは浦本雅史、マスタリングはビョークなども手がけるヘバ・カドリーが担当している。

これまで自身の容姿に対して嫌悪感を持ち、鏡や写真に自身が映ることにも常に恐怖を抱いてきた長谷川が、先日公開されたアーティスト写真のように、それに向き合った曲となっているとのこと。

CD
LP(トランスルーセントピンクヴァイナル)
LP(ゴールドヴァイナル)

長谷川の2ndアルバム『魔法学校』は、CD、デジタル/ストリーミング配信でリリースされる。CDには、解説書と歌詞対訳が封入され、初回生産限定のTシャツ付きセットも販売される。LPは8月9日(金)に発売され、数量限定の日本語帯付き仕様盤(トランスルーセントピンクヴァイナル)、通常盤(トランスルーセントピンクヴァイナル)と、数量限定タワーレコード特別カラー日本語帯付き仕様盤(ゴールドヴァイナル)の3形態となる。またタワーレコードなどでアルバムを購入するともらえる各種オリジナル特典も、近日発表される予定だそうだ。

 


RELEASE INFORMATION

長谷川白紙 『魔法学校』 Brainfeeder/BEAT(2024)

■CD国内盤(歌詞・解説付き)
リリース日:2024年7月24日(水)
​品番:BRC768
価格:2,970円(税込)

■CD国内盤+Tシャツ
リリース日:2024年7月24日(水)
​品番:BRC768T
価格:7,700円(税込)

■デジタル
リリース日:2024年7月24日(水)
配信リンク:https://hakushihasegawa.lnk.to/mahogakko

■LP国内仕様盤(日本語帯付き/解説書・DLカード付き/トランスルーセントピンクヴァイナル)
リリース日:2024年8月9日(金)
品番:BF140BR
価格:5,690円(税込)

■LP通常盤(DLカード付き/トランスルーセントピンクヴァイナル)
リリース日:2024年8月9日(金)
品番:BF140
価格:5,690円(税込)

■タワーレコードLP限定盤(ゴールドヴァイナル)
リリース日:2024年8月9日(金)
品番:BF140TR
価格:5,990円(税込)
https://tower.jp/item/6357745