さまざまなエイプリル・フールねたが飛び交う本日4月1日、活動休止から14年を数える日本の伝説的なエモ系バンド、bluebeardが年内に解散し、数回のライヴを開催&2001年作のファースト・アルバム『bluebeard』のリマスター盤をリリースするというアナウンスが飛び込んできた……ということで、せっかくなのでこの機会に乗じてbluebeardを知らない人のために記事を作成してみることにした。
このニュースは、bluebeardのTwitterとTumblrにて本日アナウンスされたもの。年内に数回行うというライヴのうち、5月30日(土)に東京・晴海客船ターミナル特設ステージで開催されるイヴェント〈CRAFTROCK FESTIVAL '15〉への出演が告知された。また、名盤の呼び声高い『bluebeard』の方はオリジナル盤のリリース元であるMangrove Labelから5月下旬に発売されるとのこと。
ともかくbluebeardといえば、90sのオリジナル・エモが海外で騒がれ始めた頃から、それらと並行しながら自分たちのサウンドを確立していた数少ないバンド。いまでも若いアーティストがフェイヴァリットに挙げたり、若手バンドの新作レヴューで引き合いに出されることも多く、その後のシーンに与えた影響は計り知れない。メイン・コンポーザーでヴォーカル/ギターの高橋良和は、There Is A Light That Never Goes Out、Kulara、NAHTといったこの界隈の伝説的バンドのメンバーらとのバンドAS MEIASでも活躍し、キャリアを通して寡作ながら、伸びやかな歌声と精緻かつエモーショナルなソング・ライティングで多くのファンを魅了してきた(現在はRENAで活動中)。今回のことを契機にさらにbluebeardの名前が広がることを祈って!