ヴェニスの次はマリブ! 今年の大きなトピックのひとつであるドクター・ドレーの最新作『Compton: A Soundtrack』で数曲にフィーチャーされ、一気に注目を集めたシンガーのアンダーソン・パークが、来年1月にニュー・アルバム『Malibu』をリリースする。マッドリブロバート・グラスパーら多彩なプロデューサー陣が名を連ね、客演メンツも一気にグレードアップした同作より3曲がSoundCloudで公開中だ。

前者は9thワンダー、後者はカラム・コナーがプロデュースした“The Season / Carry Me”に、スクールボーイQが参加した“Am I Wrong?”、ゲームSONYAE ELISEを招いた“Room In Here”――ヒップホップやジャズ、ファンクをコンテンポラリーなセンスで気持ち良く横断し、前作『Venice』(2014年)よりも洗練された雰囲気が感じられるこれらを聴いただけで、すでに名作の匂いしかしない……。

ANDERSON .PAAK Malibu Steel Wool/Empire(2016)

 

なお、アンダーソン・パークはトラックメイカーのノレッジとのユニット=ノーウォーリーズ(NXWORRIES)で新シングル“Link Up”をストーンズ・スロウからリリースしたばかり。レーベルの倉庫(?)で行われた同曲のパフォーマンス映像が公開されているので紹介しておこう。こちらのアルバムも来年あたりお目見えしそう!

※ノーウォーリーズ “Link Up”(先行で発表された“Suede”との抱き合わせ)のiTunesページはこちら