日本語ラップ・シーンを支える裏方として多忙なダースレイダーRei Wordupが、7年前から組んでいたバンドでアルバムを完成。ベーシストのNongtang、ドラマーの山崎剛史(元メレンゲ)というミニマムなトリオ編成で、リズムとスペースを雄弁に響かせる骨格だけのサウンドにはガレージ・ジャンク・ファンクとか呼びたいヤバさがある。明快にミーターズ風な“Zigaboo”も奇怪な“DUB DUB”もやたらカッコ良し。