映画「この世界の片隅に」の音楽を手掛け、より広い地平にその名を知らしめたコトリンゴによる3年半ぶりのソロ作が到着です。今回は作/編曲からプロデュースまでをすべて自身で手掛けており、ストリングスやホーンを従えたふくよかなアンサンブルが舞うシンフォニックなポップ・ミュージックをほぼ全編に渡って展開。彼女の根幹にあるノーブルでチャーミングな魅力だけを抽出した、それゆえに代表作となり得る作品だ。