INTERVIEW

【特集:ZOKKON OF THE YEAR 17to18】Chelipが音楽への愛を込めたニュー・シングル“ソング・フォー・ユー”を語る

【特集:ZOKKON OF THE YEAR 17to18】Chelipが音楽への愛を込めたニュー・シングル“ソング・フォー・ユー”を語る

またも良曲!! ポップに愛を届けるニュー・シングル

 「5周年の節目で去年は地元のイヴェントが多かったのですが、そのおかげで新しいファンの方々との出会いがあり、〈山陰に熱心なアイドル・ファンはいないのかな〉という認識を変えることができました。地元を大切にすることでまだまだ発見があるとわかり、良い年にできましたね」。

 そう振り返る藤井美音(写真右)、そして相棒の井次麻友(写真左)が組んだ鳥取発のコンビ、Chelip。8月に発表した7枚目のシングル『輝る風の中の全て/これって恋だと思うんだ』が好評をもって迎えられ、彼女たちのキャラクターと同時に楽曲の良さも広く知られはじめた2017年でしたが……明けて新年の第1弾として8枚目のシングル“ソング・フォー・ユー”が早くも登場です!

Chelip ソング・フォー・ユー doles U(2018)

麻友「オーイェ~いい気分って感じです! 手応えあり(笑)!」

美音「まあ、気分はいいね(笑)。Chelipのいままでの曲はどこか歌謡曲っぽい懐かしさがあるものでしたが、今回は洋楽っぽいというか、アメリカン・ポップス風の懐かしさに仕上げるという初めての試みです」

 そう説明する表題曲の“ソング・フォー・ユー”は、60sモータウン風の軽快なビートに乗せて〈音楽への愛〉を歌ったナンバー。いつも豪華な作家陣を迎えている彼女たちですが、今回は謎の覆面クリエイター・Ram Onから曲提供を受けています。

美音「リズムが際立っている曲で歌うのは難しかったけど、みんなで歌ったり手拍子できたり、どんな人でも必ず曲中に参加して楽しむポイントを見つけてもらえやすいんじゃないかな?」

麻友「レコーディングは音域がかなり低いところからかなり高いところまであって苦労した。あと、歌詞に英語がたくさん入ってて、言葉が詰まってるから滑舌との戦いだったのと、仮歌のシンガーさんがむちゃくちゃ発音が良くてカッコ良いんだけど、聴いたままに歌い方を寄せちゃっていいのか迷ったな」

美音「結局リアルっぽくそっちに寄せて。LとRの発音とか(笑)」

麻友「あれけっこう恥ずかしい! 生で聴くと」

美音「そのあたりも聴きどころとして楽しんでいただければと(笑)」

麻友「でも、Ram Onさんにレコーディング中は何も言われなかった(笑)。〈OK、OK、いまのイイじゃん!〉みたいな全肯定で。褒めて伸ばすって感じ」

美音「いまのどうだったかな?って私らが思っても〈それも味〉みたいな(笑)。だから逆に不安になっちゃって、自分らでやり直しをお願いするという珍しい現場でした」

麻友「でも、厳しく言われるより、のびのび歌えたからいいのかも。気持ち良く歌えました(笑)」

 一方でカップリングの“Lovin' You”は、Chelipが敬愛するNegiccoのプロデューサー・connieが、かつて北海道産アイドル・グループのR☆M(2013年に解散)に書き下ろしていたダンサブルな名曲のカヴァー。

麻友「R☆Mさんとは一度イヴェントで一緒になる機会はあったけど、実際のパフォーマンスは観ることができなくて」

美音「その時に知ってくださったのか、R☆Mさんのプロデューサーさんはその後、主催イヴェントのオファーだけでなく東京での活動に際しても陰ながら物凄く協力してくださってたんです。それで昨年、〈R☆Mがconnieさんに書いてもらった曲がこのままだと眠ったままになってしまう。ChelipのNegiccoさんへの想いもconnieさんの曲が好きなのも知ってるし、もしChelipさえ良ければ歌ってみない?〉って提案をいただいて。信じられないくらい光栄で、ぜひやりたいとお返事したらconnieさんの許可にすぐ動いてくださって。そこから、まずはライヴ曲としてやりましょうと話をしていたら、そこにRam Onさんの楽曲提供の話が入り、前のシングルのリリイベ真っ最中なのにあれよあれよと次のシングルの話が進んで。ファースト・シングルだけで2年間活動していたグループとは思えない展開でしたね(笑)。connieさんの曲を自分たちが歌えるってことがまず嬉しいです」

 そんな縁を引き寄せるのもChelipならでは。今回はDr.Usuiが原曲のイメージを崩さずにリアレンジを施しています。

麻友「キーだけは半音下げさせてもらって、可愛いけどほんの少し落ち着いた感じでChelipの雰囲気もちゃんと出てる」

美音「Dr.Usuiさんに編曲していただいて、キラキラ感にオシャレ感もプラスされ、さらにアーバンなシティー・ポップ感が増しましたね! 振り付けもR☆Mさんのをほとんどそのまま使わせていただきました。Chelipがやるにはかなり……」

麻友「めっちゃ可愛い! お尻フリフリとかね!」

美音「かなり可愛くてChelipには無理だったので……」

麻友「しんどっ(笑)!」

美音「そこだけは自分たちで付け足させていただきました(笑)」

麻友「“Lovin' You”はハッピーな曲なので極力笑顔で歌うようにしてる。麻友、笑って歌わないと声暗くなるもん(笑)」

美音「2曲ともタイトルに〈You〉が付いていたり、楽曲中に過去の名曲に繋がるワードが詰まっていたり、〈音楽への愛〉や〈届けたい〉という気持ちが込められていて。例えばライヴ会場でも、ひとりで聴いてもらう時にも、どんなシチュエーションでも届くようレコーディングできたと思う。いろんな人に聴いてほしいです」

 またまた良質な楽曲を手にして、いい感じで始まったChelipの2018年。そろそろアルバムなども期待したいところですが……。

麻友「今年は戌年だからワンワンと愛嬌良く親しみやすく可愛がられるように、がんばっていきたいです。勢い良くパカラッパカラッと」

美音「それ、馬や」

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