近年はグラミーの常連となったソングストレスがライヴ盤を挿んで出す6年ぶりのオリジナル作は、新鋭ティファニー・グーシェイと二人三脚で完成させたもの。先行曲“I Can't Wait”をはじめ、ビットマップ画像の簡素なアートワークが示すようにトラップも視野に入れた音数の少ないエレクトロニックかつオーガニックな楽曲を深いアルト・ヴォイスで歌っていく。レクレーを迎えた力強く爽やかな“Don't Give Up”も快演だ。